和歌山県御坊市の秋を代表する「御坊祭り」。毎年“日付固定”で10月4日・5日に行われ、四つ太鼓や奉納芸能で夜まで盛り上がる、日高地方最大のお祭りです。
この記事では2025年の開催情報(日程)、スケジュール、屋台、アクセス&駐車場、歴史と必見スポットをご紹介します。
御坊祭り2025の歴史・見どころ・屋台・駐車場まとめ
開催情報(2025)
開催日:2025年10月4日(土)・5日(日)
会場:小竹八幡神社(御坊市薗642)
問い合わせ:御坊市産業建設部商工振興課 0738-23-5531
公式サイト:和歌山県御坊市
※御坊祭は毎年10/4・10/5に開催されます。
2025年スケジュール
10/4(土) 宵宮
12:00〜18:00 各氏子組が順番に小竹八幡神社へ宮入
19:00〜22:00 若連行事(四つ太鼓のパレード)
10/5(日) 本祭
9:00〜13:00 神輿の渡御(小竹八幡神社 → 美浜町・煙樹ヶ浜)
13:00〜15:00 けほん踊り/雀踊り/奴踊り/獅子舞 奉納
15:00〜24:00 各組 宮入(深夜まで続く熱気が見どころ)
宵宮の夜は、本町から現在は18m道路での合同行進が定番化しており、大変な賑わいになります。
屋台・露店
露店は例年多数出店。会場周辺は歩行者天国となる時間帯があり、飲食系の屋台を中心に賑わいます(2025年の具体的な店舗ラインナップは未公表)。
アクセス
電車
小竹八幡神社へ
JRきのくに線「御坊」駅 → 紀州鉄道に乗換「西御坊」駅下車、徒歩約3分。
18m道路(若連行事会場)へ
JR「御坊」駅から徒歩約25分、または紀州鉄道「市役所前」駅から徒歩約10分。
車
阪和自動車道「御坊IC」から約10分で小竹八幡神社周辺へ。
会場の住所
小竹八幡神社:〒644-0002 和歌山県御坊市薗642(しのはちまんじんじゃ)
18m道路(島会館前交差点付近):〒644-0003 和歌山県御坊市島486-1 付近
駐車場まとめ(2025)
臨時駐車場(予定):旧ジャスコ跡地
〒644-0002 和歌山県御坊市薗
※台数に限りあり・周辺路上駐車は禁止。近隣商業施設(TSUTAYA WAY/ローソン/ガスト/NEX等)への駐車も禁止。
※交通規制・臨時駐車場の最終案内は直前に変わる場合があります。お出かけ前に御坊市公式サイト等の最新情報をご確認ください。
御坊祭りの歴史と由来
御坊市の小竹八幡神社の秋季例祭で、古くは「奴祭」「薗祭」「放生会祭」とも。明治以降に現在の10/4・5に定着しました。
「人を見たけりゃ御坊祭」と言われるほどの御坊・日高地方最大の祭り。
御坊祭りが始まった正確な年号は不明ですが、大正13年(1924年)には、現在とは形式が異なるものの、流鏑馬やかけ馬を取り入れた祭りが行われていた記録が残されています。このことから、少なくともその頃には御坊祭りが存在していたと考えられます。
現在では、10組の氏子組のうち 中組・濱之瀬組・下組・紀小竹組・御坊町・名屋組・東薗組・春日組・上組 の9組が奉納行事に参加し、獅子舞や奴踊りなどの神賑行事を披露しています。
さらに、余興奉納として「四つ太鼓」と呼ばれる太鼓隊も登場します。太鼓の上には「乗り子」と呼ばれる少年4人が乗り込み、歌舞伎の隈取りのような厚化粧を施した姿で舞や曲芸を披露する姿は、祭りの大きな見どころのひとつです。
見どころ
1) 四つ太鼓(サイテクリョウ)
顔に隈取りを施した子どもが乗る「四つ太鼓」を、若衆が威勢よく担ぎ上げる瞬間。掛け声「サイテクリョウ(差し上げてくれようぞ)」と共に太鼓台が高く差し上がる迫力は圧巻。
2) 宵宮の「若連行事」ナイトパレード
4日夜、18m道路に各組の四つ太鼓が集結。灯りに浮かぶ太鼓台と提灯が美しい、写真派に人気の時間帯です。
3) 海への渡御と「潮かけ」
5日朝、神輿が煙樹ヶ浜へ向かい海で神事を執り行う厳かな場面(お旅所での神事)。祭りの神聖さを体感できます。
4) けほん踊り・奴踊り・獅子舞
「けほん踊り」は和歌山県無形文化財第1号・国選定の民俗芸能。華やかな衣装の踊り子による奉納が行われます。
便利メモ(混雑・服装・持ち物)
混雑ピーク:4日夜(若連行事)・5日夕〜深夜(宮入)。早めの移動・徒歩移動が快適。
歩きやすい靴&防寒:夜は冷えるので羽織れるものを。
現金少額:露店利用に便利。
撮影マナー:四つ太鼓の進行・誘導の妨げにならない位置取りを。
まとめ
日程は10/4・5固定**、2025年は土・日開催。四つ太鼓と奉納芸能を昼も夜も楽しめます。
アクセスは電車+徒歩(または紀州鉄道)が確実。車は御坊ICから約10分、臨時駐車場は旧ジャスコ跡地(予定)で早めの到着がおすすめ。
歴史と格式あるけほん踊り、海での神事、18m道路の夜の熱気は必見です。