円山公園桜ライトアップ2025｜屋台・見どころ・モデルコース

春の京都といえば、やっぱり桜。なかでも「円山公園の桜ライトアップ」は、毎年多くの人で賑わう人気イベントです。幻想的に浮かび上がる枝垂桜（しだれざくら）や、温かみのあるかがり火が春の夜を美しく彩ります。

今回は、2025年の開催情報やアクセス、見どころを分かりやすくまとめました。

円山公園桜ライトアップ＆かがり火【2025】の日程

※開花状況や天候により変更の可能性があります。

円山公園には、染井吉野（そめいよしの）や山桜（やまざくら）など、約680本もの桜が植えられています。その中でもひときわ目を引くのが、高さ約12メートル、幹周り約2.8メートルの【2代目・祇園の枝垂桜】。夜になるとライトに照らされ、幻想的な姿を見せてくれます。

さらに、期間中は公園内にかがり籠（かご）が並び、割り木を焚いたかがり火が灯ります。揺れる炎が夜桜を包み込み、まるで時代を遡ったかのような情緒を演出してくれます。

円山公園は、祇園・木屋町・河原町といった京都の繁華街からも近く、食事や観光の前後に気軽に立ち寄れるのも魅力です。さらに、知恩院や高台寺でもライトアップが行われているので、ライトアップの“はしご”もおすすめです。

■2代目・祇園の枝垂桜
円山公園のシンボル。高さ12m、幹周り2.8mの枝垂桜が、ライトアップで幻想的に輝きます。

■かがり火の温かな灯り
園内には複数のかがり籠が並び、夜桜をさらに情緒豊かに演出します。

■無料で楽しめる人気スポット
入場無料なのも大きな魅力。京都市民にも観光客にも愛される春の定番行事です。

円山公園は、1886年（明治19年）に開園した、京都市内最古の公園です。かつては八坂神社や近隣のお寺の敷地でしたが、現在は市民や観光客に親しまれる憩いの場所となっています。

1912年（大正元年）には、庭師・小川治兵衛の手による美しい池泉回遊式庭園が整備され、1927年には円山公園音楽堂も完成。桜だけでなく、四季折々の自然や歴史を感じられる公園です。

また、公園内には幕末の志士・坂本龍馬と中岡慎太郎の銅像もあり、歴史好きにも人気のスポット。国の名勝にも指定されています。

円山公園の桜ライトアップ期間中は、園内や周辺に毎年約60店ほどの屋台が並び、春のお花見気分を盛り上げてくれます。

■屋台の営業時間
ライトアップ期間中（3月25日〜4月9日）
夕方から夜21:00頃まで営業
ただし、混雑状況や天候によって早めに閉店する場合もあり

■屋台メニュー例
あゆの塩焼き
牛すじ煮込み
おでん
たこ焼き
みたらし団子
カステラ
焼き団子

夜桜を眺めながら、屋台グルメ片手に楽しめるのも円山公園ならでは。ライトアップ終了間際は屋台も片付けが始まるので、早めの時間帯に行くのがおすすめです。

屋台のほかにも、円山公園内には「花見茶屋」と呼ばれるお座敷スタイルのお茶屋さんが複数あります。

■代表的な花見茶屋
銀水
音羽
三味線

朱色の毛氈（もうせん）が敷かれた座敷席で、夜桜とともに本格的な食事やお酒を楽しめます。屋台とは違った、落ち着いた京都らしいお花見体験ができるのが魅力です。

■花見茶屋の基本情報
営業時間：10:00～23:00（混雑時は早じまいあり）
席料：座敷席は1人500円程度
昼間は予約可能な茶屋もあり（事前確認推奨）

円山公園の桜ライトアップを訪れるなら、ぜひ近くの「知恩院」と「高台寺」のライトアップも一緒に楽しむのがおすすめ！
徒歩圏内で、異なる趣の夜桜をはしごできます。

■知恩院春のライトアップ【2025年】
知恩院は、荘厳な国宝・三門（日本最大の木造門）や、重厚な伽藍が立ち並ぶ浄土宗の大本山。春は期間限定で夜間特別拝観が行われ、ライトアップされた桜と歴史ある建築が幻想的に浮かび上がります。

開催期間：2025年3月22日（土）～4月7日（月）予定
時間：18:00〜21:30（受付終了21:00）
拝観料：大人600円

三門や友禅苑を中心に、桜と歴史建築が夜空に映える姿は圧巻。円山公園からは徒歩約10分でアクセス可能。

■高台寺春の夜間特別拝観【2025年】
豊臣秀吉の正室・北政所（ねね）ゆかりの寺院である高台寺でも、春は夜間特別拝観が実施されます。
池泉回遊式庭園に映る枝垂桜や、プロジェクションマッピングを活用した現代的な演出が魅力です。

開催期間：2025年3月中旬～4月上旬予定
時間：17:00～21:30（受付終了21:00）
拝観料：大人600円

ライトアップされた庭園と歴史的な茶室、幻想的な池のリフレクションは、写真映え間違いなし！円山公園からは徒歩約15分。