姫路セントラルパーク(通称「姫セン」)は、兵庫県姫路市にあるサファリパークと遊園地が一体となった大型レジャー施設です。
広大な敷地には約190種・1200頭羽の動物が暮らし、遊園地には40種類以上のアトラクションがあります。1984年の開園以来、年間来園者数は50万人を超える人気スポットです。
夏はプール、冬はアイススケートも楽しめ、一年を通して家族や友人と楽しめます。
今回は姫路セントラルパークの魅力と基本情報、駐車場、アクセス情報についてお伝えしたいと思います。
姫路セントラルパークの魅力
アトラクション
遊園地エリアには、お子様向けから絶叫マシンまで幅広いアトラクションが揃っています。ここでは人気のアトラクションと特徴、対象年齢(身長制限)などを紹介します。
絶叫系アトラクション
ディアブロ: 宙づり式ジェットコースター。絶叫系で一番人気で、非日常的なスリルを体感できます(身長140cm以上)
フリーフォール&ハリケーン: フリーフォール(高さ35mからの垂直落下)やハリケーン(最高時速75km・2連続ループ)も人気の絶叫マシンです(各乗車に身長制限あり)
ヴィーナスGP: 2022年7月にスペースワールドから移設された大型コースター
宙返りなど本格的コースが特徴で、新名物の絶叫マシンとして注目されています。
ファミリー・子供向けアトラクション
ジャイアントホイール: 地上85mまで上がる大観覧車。約18分の空中散歩で園内を一望できます(4歳以下は大人同乗)
いもりんす: 芋虫型のミニコースター。小さな子供のコースターデビューに最適です(1歳以下不可・6歳以下は保護者同乗)
グランカルーセル・ペガサス: 大型メリーゴーランド。閉園した遊園地から移築された二階建て回転木馬で、馬車やウサギなど多彩な動物に乗れます(小学生未満は要付き添い)
パーティーカップ: コーヒーカップ型の回転アトラクション。ハンドルを回してスピンを加速可能で、回し過ぎると目が回るので要注意です(小学生未満は要付き添い)
口コミでは「絶叫マシンは待ち時間が少なく何度も乗れた」「小さい子向けの乗り物が充実している」と高評価が多く見られます。一方「園内が広く移動が大変」「やや老朽化した設備もある」との声もありますが、総じて幅広い層が楽しめる遊園地として好評です。
ナイトサファリ
夏季限定の夜間イベント「ナイトサファリ」では、昼とは違った夜のサファリパークを体験できます。ライトアップされた園内は幻想的で、夜行性動物たちの生態を間近に観察できる貴重な機会です。
開催日は7月中旬~9月下旬の土日祝が中心で、営業時間は19:00~21:00(最終入場20:30)となります。
ナイトサファリではマイカーで巡る「マイカークルーズ」が特に人気です。自家用車内という安心感もあり、子連れでも周囲を気にせずゆっくり楽しめます。
さらに飼育員の解説付き「サファリバス」や、人が檻に入って動物を見る新感覚ツアー「サファリ・ザ・ライド」も実施されています(いずれも有料)。なお夜だけ来園する場合でも入園料と駐車料金(乗用車1,200円)は必要なので注意してください。
プール(アクエリア)
夏休みシーズンの目玉が、夏季限定のプールエリア「アクエリア」です。西日本最大級のリゾートプールと謳われ、自然に囲まれた開放的な空間で思い切り水遊びができます。
営業期間は例年7月中旬から9月上旬〜下旬までで、2024年は9月29日まで営業しました。
エリア内には特色あるプールが複数あります。ゆったり流れる「流水プール」、遠浅でビーチのような「渚プール」、7段構造の「ロックプール」など、それぞれ違った楽しさがあります。
さらにウォータースライダーも充実しており、岩場を曲がる「ロッキーリバーラン」や全長100mのチューブ式「ウォータースライダー」、5人同時滑走の「GOGOスライダー」、4人乗りボートで曲がる「UFOラフティング」などスリル満点です。
小さな子供向けには海賊船を模した遊び場「パイレーツキッズアクエリア」があり、巨大バケツから水が降る仕掛けやミニスライダーで終日遊べます。家族連れには嬉しいエリアです。なお夏の夜にはナイトプールも開催され、ライトアップされたプールで夜泳ぎが楽しめます。
イベントや季節の催し
夏休みにはナイトサファリやナイトプールに加え、大型花火大会「姫祭夏花火」が開催されます。2024年は3,000発の花火が夜空を彩り、多くの来園者を魅了しました。
ハロウィンシーズン(10月頃)には園内がハロウィン装飾に彩られ、仮装した動物ショーやスタンプラリーなどユニークなイベントが行われます。
写真映えするフォトスポットも登場し、ファミリーで盛り上がれます。クリスマスには12月24・25日に限定イベントがあり、夜には約2,000発の花火が打ち上げられます。
ビンゴ大会やキャラクターグリーティングが開催され、サンタ衣装で来園すると入園料半額などの特典も実施されました。
冬限定のユニークな企画として、コタツでサファリが話題です。寒い冬でも暖かい炬燵に入ってサファリを見学できるよう、園内の一部にコタツ席を設置。ぬくぬくと動物観察ができると好評でした。この他にも季節ごとに様々なイベントが企画されるので、公式サイトのイベント情報をチェックしてみてください。

営業時間
営業時間は季節によって変動します。夏期は概ね10:00~18:00、冬期は10:00~16:30が基本です
(入園受付は閉園1時間前まで)。春秋は17時前後までの日もあるため、公式サイトの営業カレンダーで最新時間を確認してください。
夜の特別イベント開催日は21:00頃まで延長営業する場合があります。定休日は不定休です。春休み・夏休み・冬休み・祝日シーズンは無休ですが、それ以外の期間に水曜日が休園日となることが多いので注意しましょう。
冬季には遊園地内に屋外アイススケートリンク「風の城 アイスパーク」が登場し、冬ならではのレジャーも楽しめます(受付は閉園30分前まで)
料金
入園料金(サファリ・遊園地・プール・アイススケート共通1日券)は大人(中学生以上)3,800~4,400円、子ども(小学生)2,100~2,400円、幼児(3歳~小学生未満)1,300~1,400円です。
時期によって異なり、繁忙期ほど高く設定されています。65歳以上は個人では特別料金がなく大人料金となりますが、団体の場合は割引があります。
アトラクションフリーパス(乗り放題券)は大人3,000円、子ども2,700円、幼児1,200円で、遊園地の乗り物に何度でも乗車できます(サファリ系アトラクションは別料金)
絶叫系を満喫したい方は入園券とセットで購入すると良いでしょう。そのほか、障がい者割引として各種手帳提示で本人と介助者1名の入園料が半額になります。
団体料金は25名以上で適用され、大人1人あたり約3,000円台(人数により変動)に割引されます。
年間パスポートも販売されており、年間入園パスは大人12,000円・小学生6,000円・幼児4,000円(更新時割引あり)です。アトラクションフリーパス付きの年間パスも用意されています。
アクセス方法
車の場合、最寄りのICは山陽自動車道「山陽姫路東IC」で、出口から約5分で到着します。神戸・大阪方面からも高速道路でスムーズにアクセスできます。
公共交通機関の場合、JR・山陽電鉄「姫路駅」北口から神姫バス「姫路セントラルパーク行き」の直行バス(約30分)が便利です。
終点で下車すれば目の前が入口なので、電車とバスでも快適にアクセスできます。
駐車場
園内には約5,000台収容の大型駐車場があります。
駐車料金は普通車1台1日1,000円(年間パス提示で500円)、二輪車は1日200円です。
GWやお盆などのピーク時には駐車場入口で渋滞が発生することがありますが、臨時駐車場も含め約5,000台停められるため満車になる心配はほとんどありません。
混雑日には早めに到着する、もしくは公共交通を利用するといった工夫がおすすめです。
割引情報・チケット購入方法
前売り券の利用で入園料が割引になります。たとえば「コープこうべネット」では入園券が大人3,300円・子ども1,800円・幼児1,100円で販売されており、当日よりお得です。
ローソンやセブンイレブンの店頭端末でも前売券を購入でき、通常より安く入手可能との口コミがあります。
そのほか、JAF会員優待や旅行会社のクーポンなど各種割引サービスもあります。
季節限定のキャンペーンでは春休みの学生割引や、ハロウィン・クリスマスシーズンの特典(例:サンタ衣装で入園半額)などユニークな企画も実施されています。
チケットは当日窓口でも購入できますが、混雑期は事前に公式オンラインチケット等で購入しておくとスムーズです。
宿泊施設や周辺の観光スポット
姫路セントラルパーク周辺にオフィシャルの宿泊施設はありませんが、姫路駅周辺に多くのホテルがあります。駅直結の「ホテルモントレ姫路」や駅前の「ホテル日航姫路」などはアクセスが良く人気です。
予算や旅のスタイルに合わせて、ビジネスホテルからシティホテルまで幅広い選択肢があります。
周辺の観光スポットでは、まず世界文化遺産・国宝 姫路城が外せません。法隆寺とともに日本初の世界文化遺産に登録された名城で、白漆喰の美しい壁から「白鷺城」とも呼ばれています。
姫センから車で約30分、市の中心部にあります。このほか、映画『ラストサムライ』のロケ地になった書写山圓教寺(ロープウェイで山上の寺院へ)や、姫路城西側の日本庭園「好古園」なども見どころです。姫路セントラルパークとあわせて姫路観光も楽しんでみてください。